日本人の約78%以上がメッセージアプリとして使っているLINEは誰もが知るSNSです。初対面の友人や仕事仲間に会うときは、LINEアプリのQRコードをスキャンしてLINEの友だちに追加してもらうのが一般的になっており、1対1のコミュニケーションでは、フェイスブックなどのソーシャルネットワークに比べてプライバシーも守られています。また、興味のあるトピックやイベント、コミュニティ活動に基づいてグループチャットを作成することもできます。

主に個人間でのやり取りで利用されているイメージが強いLINEですが、昨今企業もこのコミュニケーション・プラットフォームを活用し、顧客とのより良いつながりやコミュニケーションを取れるような戦略を取っています。例えば、街中のお店を訪問した際に、その店舗のLINE友だち追加用のQRコードが表示されているようなケースです。顧客はこの店舗のLINE友だちとなることで、お店はクーポンやキャンペーンを送ることができ、より多くの顧客をお店に呼び込むことができます。LINE経由で顧客データを持つことで、顧客と効果的なコミュニケーションを図ることを実現します。

店舗だけでなく、LINEの友だち追加ができるようになっているECサイトも多くあり、ブランド価値を顧客によりダイレクトに伝えようとする企業の姿勢が見て取れます。顧客との適切なコミュニケーションは、常に顧客満足度を高め、さらには収益への貢献ともなります。一方でコミュニケーションが多すぎても、ブランドのマイナスイメージとなってしまうため、バランスの良いコミュニケーションを取ることが需要です。

店舗やECサイトなど日本のB2Cビジネスでは、メールよりもLINEを好む顧客が多くなる傾向があります。しかし、会員登録やニュースなどの重要な情報を送信するためにメールが重要な場合もあるため、必ずしもLINEだけに絞る必要はありません。LINE・メール両方を利用できる状態が最も好ましいでしょう。

マーケティングに必要なコンテンツ

さて、ここまでLINEを使った顧客とのコミュニケーションについてお話ししてきましたが、LINEにおいてコミュニケーションをするにはコンテンツが必要です。このコンテンツの作成には時間とコストがかかリマス。良いコンテンツを作るためには、顧客ターゲットに合わせたクリエイティブな発想が必要です。コンテンツを作ったあとは、それを顧客ターゲットに配信する。これを毎回人の手を介さずに自動で繰り返し行うことができれば、LINEによるコミュニケーションのみならず、全てのマーケティングにおいて生産性は大幅に向上します。マーケティング・キャンペーンが自動的に実行され、顧客が繰り返しサービスや商品を購入するというのは、どんなビジネスにとっても理想的なシナリオです。既存顧客からのリピート購入をいかに増やすかは、あらゆるビジネスにとって重要な課題です。顧客との関わり合いを深めることで、顧客LTV(顧客生涯価値)を高めることに繋がり、ロイヤルカスタマーを創出することができます。

ロイヤルカスタマーを作るツール

顧客とのコミュニケーションを自動化、そしてロイヤルカスタマーへ繋げていくことを説明してきましたが、このプロセスをツールで実現することができればそれは理想的な形ではないでしょうか。そんなことを実現してくれるのが、マーケティング・オートメーションツールです。このツールでは、見込み顧客のデータ管理に始まり、ブランド価値を効果的に訴求するマーケティングキャンペーンの自動実行・分析ができ、新規顧客を大幅に増やすことができます。新規顧客を獲得したら、次の目標は購買意欲を高めることです。また、マーケティングに必ず必要なコンテンツを作成するために、多くのMAツールではテンプレートが用意されており、そこから簡単にコンテンツを作成することができます。

上記では一般的なMAツールのお話しをしましたが、LINEのコンテンツ作成やLINEマーケティングの機能を備えているMAツールはごくわずかです。MAツールはアメリカで開発・販売が始まったものが多く、日本市場に完全にローカライズされているMAツールは多くありません。LINEのような主に日本で普及しているツール(台湾、タイ、韓国など他の国でも利用されている)は、海外ベンダーの多くがやりたがらない国内でのシステム開発が必要です。

MarkefanのMAツール

東京に本社を置くMAツールベンダーであるMarkefanは、LINEマーケティングをMAツールの一つの追加オプション機能として提供しています。LINEマーケティング機能では、LINEのビジネスアカウントを連携し、Markefan上で作成したリッチコンテンツや絵文字付きテキストコンテンツをLINEキャンペーンとして、ターゲット顧客に送ることができます。LINE機能以外にも顧客データプラットフォーム(CDP)の一元化、導入ハードルの低い初期コスト、コンテンツ制作の容易さ、マーケティングキャンペーンの自動化、結果の分析・改善など、他のMAツールに比べると豊富な機能・特徴があります。LINEマーケティング機能を利用することで、メール・LINE両方のチャネルから顧客にアプローチできることも大きな特徴です。また、400以上のAPIを利用できるため、ECサイトとの連携も可能です。