Web広告やSEO、コンテンツマーケティングによってWebサイトへの訪問者を増やしても、最終的な成果につながらなければ、マーケティング投資を十分に活かすことはできません。

資料ダウンロード、お問い合わせ、セミナー申し込み、無料トライアル、見積もり依頼など、多くのWebサイトでは入力フォームがコンバージョン直前の重要なポイントになります。しかし、せっかくフォームまで到達したユーザーが、入力項目の多さや操作の分かりにくさ、入力エラーなどを理由に途中で離脱してしまうケースもあります。

そこで重要になるのが、EFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)です。

EFOとは?

EFOとは、Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)の略で、Webサイトの入力フォームを改善し、ユーザーがより簡単かつスムーズに入力・送信できるようにする取り組みです。

お問い合わせフォームや資料ダウンロードフォーム、セミナー・イベント申し込みフォーム、無料トライアル、見積もり依頼、会員登録など、ユーザーが情報を入力して次のアクションにつなげるさまざまなフォームが対象になります。

フォームまで到達したユーザーは、すでに企業や製品・サービスに一定の興味を持っている可能性があります。そのため、フォーム入力時のストレスを減らし、送信完了までスムーズに誘導することは、Webサイトのコンバージョン率(CVR)改善において重要です。

なぜフォーム入力中にユーザーは離脱するのか?

ユーザーがフォームを開いたからといって、必ず送信まで完了するとは限りません。

例えば、名前、会社名、部署名、役職、電話番号、住所、従業員数など、多くの情報を一度に求められると、入力を負担に感じる可能性があります。また、入力例や説明が不足していると、どのように入力すればよいのか分からず、途中で迷ってしまいます。

入力エラーも離脱につながる要因の一つです。すべての入力が終わってから複数のエラーが表示されると、どこを修正すればよいのか分かりにくく、修正作業そのものが面倒になってしまいます。

さらに、スマートフォンでは、入力欄やボタンが小さい、項目間のスペースが狭いなど、PCとは異なる使いにくさが生じる場合があります。「このフォームは面倒そう」と感じた時点で、入力をやめてしまうことも考えられます。

EFOでは、こうしたユーザーが感じる一つひとつの小さなストレスを減らし、フォームを最後まで入力しやすい環境に整えていきます。

EFOで改善したいポイント

EFOでまず見直したいのが、入力項目です。本当にその情報を今取得する必要があるのかを考え、必要最小限にすることが重要です。

例えば、資料をダウンロードしたいユーザーに対して、多数の情報入力を求める必要があるでしょうか。最初のコンバージョンでは必要最低限の情報だけを取得し、その後のマーケティング活動で追加情報を収集する方法もあります。

また、「必須」と「任意」を明確に表示し、入力例や説明を適切に設けることも大切です。「会社名:株式会社〇〇」「メールアドレス:example@〇〇〇.jp」「電話番号:03-〇〇-〇〇〇〇」のように具体的な入力例を示すことで、ユーザーが迷う時間を減らせます。

入力中にエラーを知らせることも、スムーズな入力を助けます。「メールアドレスの形式をご確認ください」「電話番号は半角数字で入力してください」など、何が問題なのかを具体的に伝えることで、ユーザーはその場で修正できます。

さらに、郵便番号から住所を自動入力するなど、入力作業をできるだけ自動化することも有効です。EFOでは、単に「入力させる」のではなく、「入力を助ける」という考え方が重要です。

加えて、スマートフォンでも操作しやすい入力欄やボタンのサイズ、項目間のスペースなどを整えることも必要です。送信ボタンについても、単に「送信」とするのではなく、「資料をダウンロードする」「無料トライアルを申し込む」「セミナーに申し込む」など、クリック後に何が起こるのかを具体的に示すことで、ユーザーが安心して次のアクションを取りやすくなります。

EFOはなぜCVR改善につながるのか?

Webサイトのコンバージョンを増やす方法として、多くの企業はまず「アクセス数を増やすこと」を考えます。しかし、広告費を増やして訪問者を増やしても、フォーム入力の途中で離脱するユーザーが多ければ、マーケティング活動を十分に成果へつなげることができません。

例えば、Webサイトを訪問し、製品やサービスに興味を持ったユーザーがフォームを開いたとしても、入力途中で離脱してしまえば、コンバージョンにはつながりません。EFOによってフォーム完了率を改善できれば、Webサイトへのアクセス数を大幅に増やさなくても、既存の訪問者からより多くのコンバージョンを獲得できる可能性があります。

つまりEFOは、単なるフォームデザインの改善ではなく、マーケティング投資を成果につなげ、ROIを改善するための重要な施策の一つといえます。

フォーム送信をゴールにしないマーケティングへ

EFOの価値は、フォーム送信を増やすことだけではありません。フォームから獲得したリード情報をマーケティングオートメーション(MA)やCRMと連携することで、その後の顧客育成や営業活動につなげることができます。

例えば、資料ダウンロードによって獲得したリードを自動登録し、ステップメールを配信します。その後のWebサイト上での行動を分析し、関心度に応じてセミナーや無料トライアルを案内し、必要に応じて営業担当者がフォローするといった流れです。

このように、フォーム送信を「ゴール」と考えるのではなく、見込み顧客とのコミュニケーションが始まる入口として捉えることが重要です。

スマートポップアップとEFOを組み合わせる

EFOは、スマートポップアップなどのWeb接客施策と組み合わせることで、さらに活用できます。

例えば、AIがWebサイト訪問者の行動や関心を分析し、「このユーザーには資料ダウンロードを案内する」と判断した場合、スマートポップアップから資料ダウンロードフォームへ誘導します。一方、製品ページを何度も閲覧しているなど関心度が高いユーザーには、無料トライアルや営業担当者への相談を案内することもできます。

そして、ユーザーがフォームに到達した後は、EFOによって入力負担を軽減し、コンバージョン完了をサポートします。

AIによる最適なCTA、スマートポップアップによる誘導、EFOによるフォーム最適化、MAによるリードナーチャリングを組み合わせることで、Webサイトへの訪問からリード獲得、顧客育成、商談機会の創出まで、一連のマーケティングプロセスをつなげることができます。

Webサイトのコンバージョン改善はフォームから

Webサイトへの訪問者を増やすことは重要ですが、それと同時に、すでにWebサイトを訪れ、興味を持っているユーザーを確実にコンバージョンへつなげることも重要です。

EFOによって入力項目、エラーメッセージ、操作性、モバイル対応、CTAなどを改善し、ユーザーが安心して目的を達成できるフォームをつくることが、CVR改善につながります。

Markefanが提供するマーケティングAIエージェントプラットフォーム「marke. ai®」では、Webサイトからのリード獲得からマーケティングオートメーション、顧客管理、リードナーチャリングまで、一連のマーケティング活動を支援します。

フォーム、スマートポップアップ、Web行動データ、MA、CRMなどを組み合わせ、Webサイト訪問者を見込み顧客へ、そして商談機会へとつなげるマーケティングプロセスを構築できます。

WebサイトのCVRを改善したい、フォームからの離脱を減らしたい、獲得したリードを効率的に育成したいとお考えの方は、ぜひMarkefanまでお問い合わせください。